「ライバルのいない世界 ブッダの実践方法」を読んで その2

その1の続きです。

 

「我を捨てる」ためのトレーニング

今回は後半の感想です。

 

 

前回のおさらい

  • 現代は他人へのライバル意識で努力する人が多い
  • ライバル意識は努力を促すが、競争が生き方になって苦しい人生を送ることになる
  • 「我を捨てる」ことで、他人と比較せずに努力できるようになる
  • それは、科学的な方法で実現できる

 

 

この本の後半では「我を捨てる」ためのトレーニング方法が載っています。方法は

 

  • スローモーションで動いてみる
  • 生放送で実況中継
  • 感じること

 

の3つです。

 

スローモーションで動いてみる

「おいしいお米が炊けるのは45分前後」「ここから駅まで歩きで10分」など、物事が成るスピードは万物に決められています。

 

人間はそれを克服しようと焦るあまり物事の本質を捉えないまま終わってしまいます。

 

このトレーニングはそんな焦りを捨てるのが目的です。

 

やり方は簡単。とことんゆっくりと体を動かしてみるだけ。

 

本著の解説部分では1分近くかけて手を頭上に持ち上げる挿絵が描かれています。

 

一日に何度か試みるだけで良くて、日常生活の仕草に取り入れる必要はなさそうです。

 

生放送で実況中継

ちょっと分かりづらいですが、自分が今まさに取っている行動を実況することです。

 

悟りだとか、精神修行だとか、そういう分野では「現在に意識を向ける」というのが大事になることが多いのですが、多分に漏れずこの本でも取り扱われています。

 

「早く出かけないと」と思って玄関で靴を履いている人は玄関ではなく行き先に意識を向けている…などなど先に先にと意識を向けていると、靴を履くのに手間取ったりして結局の所目的地に着くことが遅くなったりします。

 

ある一つのテーマに意識を向ければもっと上手くはず、ということですね。

 

方法はというと、「やることを独り言で実況中継」。

 

  • 手を上げるなら「手をあげます、上げます、上げます」
  • 歩くなら「歩きます、歩きます、歩きます」

 

などと独り言でつぶやきながら行ないます。

 

過去の行動にも未来の行動にも触れてはダメというのがポイントのようです。

 

一つ目に比べると結構ハードルが高いです。

 

感じること

これも現在に意識を向けるトレーニングです。

 

  • 手を上げるなら、手が上がっている感覚を全力で感じる
  • 物を食べるなら、動かしている最中の口に神経を集中させる

 

といったように、今その瞬間やっていることに全神経を尖らせることで

 

  • 手を上げるという行動一つとっても、自分の呼吸のリズムや血液の流れなんかで少しずつ変わっている
  • 同じ料理を口にしても、口の中の状態や料理の形が全く同じということはないので少しずつ違っている

 

ということが実感できるとのことです。

 

たとえば、昔から公園にある銅像などもいきなり新品から老朽化したわけではなく、表面の金属が外気や雨風に晒され続けて徐々に古びていったはずです。

 

僕らの人体も細胞が死んで生まれ変わったりしてたった今この瞬間に別のものになっています。

 

 

言われてみれば当たり前のことですが、言われないと気付かないことですよね。

 

それをじっくり感じることが、今に意識を向ける修行になるのも分かる気がします。

 

 

上記の実況中継やスローモーションと一緒にやるとより効果を発揮するみたいです。

 

 

 

2週間で本当に「我を捨てる」ことが出来るのか

 

凄いことに、この本では2週間この3つを続けることで驚くぐらい効果が出るとあります。

 

僕は長年人と比べることで苦しみを覚えてきたので2週間でそこまで効果があるならやってみたいところです。

 

 

ポイントは、すぐに結果が出ることを期待しないことでしょうか。本著では焦りは我欲と戒められていますからね。

 

流石に人前で、仕事をやっている時なんかに行なうのはやめておきたいので、以下のルールで実践したいと思います。

 

仏教の教えということで、本来なら様々な場面で取り組むのが一番なんですけどね。

 

 

  • 基本的に自宅で行なう。
  • 「スローモーション」と「生放送で実況中継」を、朝晩に5分ずつ行なう。自分の体の変化に意識を向けることを忘れずに。
  • 実践期間は2週間。

 

 

 

そんなわけで2週間続けることが出来たら、何か変化があったかレポートすることにします。


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