「ライバルのいない世界 ブッダの実践方法」を読んで

 

中古で買ったんですが、帯も付いていました。
帯には「ストレスの原因はライバル意識」とあります。

 

著者はアルボムッレ・スマナサーラさんという高名なお坊さんのようです。

 

 

僕がこの本を勧めたい人

  • ついつい他人と比べてしまうことをやめたいと思っている人
  • 劣等感で動けない人

 

 

「ライバル意識」の弊害

自分の能力を極限まで開発して育てるのは、悪いことでは無いのです。それは、とても素晴らしいことです。
しかし、そのために、なぜ他人と自分を比べて、競争して、他を倒そうという気持ちで、それをしなくてはならないのでしょうか?

 

本著P14より

 

あなたは他人に負けたくないと思ったことはありますか?
時にこの思いは、人生のところどころであなたに力を与えてきたこともあると思います。

 

しかしながら、著者は本著においてこの気持ちを「ライバル意識」あるいは「敵意」と呼び、相手を潰すことに重点を置いた心の動きとして問題視しています。

 

前半部分では、とにかく成長にはライバル意識は余分なものだということが宗教界の争いや国際情勢や昨今の事件なんかに絡めて主張されています。

 

かいつまんで言えば、

  • 他人を越えたいという余計な気持ちが人々に余分なエネルギーを使わせている
  • 敵がいないと動けないというのは良くない
  • 競技やペーパーテストという勝ち負けが介在する中にあっても、お互いを称え合うのが皆成長できる生き方

ってことですね。

 

 

僕には痛いぐらい覚えがあります。

 

人相手では無いんですが、志望していた国立大学でB判定取ってそれで気が済んじゃったみたいな間抜けな経験があります。
で、その後は結局私立に逃げちゃいました。有名だからまぁいいかみたいな気楽な気持ちで。

 

この本ではライバル意識は良くないということと同時に、「これで成し遂げました、お疲れ様でした」という状態は生きている限り成り立たないということも言及されています(著者は「ぜいたくボケ」と呼んでいます)。

 

著者は「仏教の考え方では〜」と前置きをしていましたが、上記のような経験をしていると身につまされる思いです。

 

 

僕自身勉強は好きな方でしたが、今思うと他の人よりも成績がいい状態っていうのは気持ちが良いものだったからという不純な思いが含まれていたことと思います。

自分に能力があるのが好き

なのではなく

他人と比べて自分に能力がある状態が好き

だったんです。なんとも情けない話です。

 

 

この気持ちが行き着く先はどういうものがあるでしょうか?個人的には大きく2つに分かれると思います。

 

自分を邪魔する他人を蹴落としながら、色んな人から恨まれながら生きる

 

自分と同じ夢を目指している人の動向をいちいち気にしたり、既にその夢を叶えている人を羨むばかりで、肝心の自分は身動きが取れなくなる

 

どちらにしても、あんまり楽しい生き方には見えませんね。

 

著者に言わせれば、一度のつまづきが破滅につながる徒競走のような生き方です。

 

 

 

こんなふうに他人本位な向上心は厄介なものだということに気付けるだけでも、この本を読んでよかったと思います。

 

特にアフィリエイト業界というのは他人の動向をチラチラ気にしやすいもんだと思うので…。

「我を捨てる」

それでは、この生きるのに余分な「ライバル意識」を取り除くにはどうすれば良いのか?

 

この本の後半部分では、「我を捨てる」ことがライバル意識を克服する確実な方法だとされています。

 

「我を捨てる」ことについて、著者はこう言っています。

 

ですから、たとえ修行するにしても、実践するにしても、その結果として特別な能力が自分についてきて、ほかの人より優れている、宙に浮いていることができる、などと思ったら、こころの汚れはそのままになります。

 

なにも得られなくなってしまうのですね。

 

だから、とことん謙虚になることです。成長というのは、「自分は何者でもない」というところにまで達することなのです。

 

だから、ほんとうにお釈迦さまの道をあゆむ人は、「我」をなくすのです。自分が特別な存在だという気持ちがどんどん消えていって、最終的には「自分」という自我意識さえ消えてしまうのです。

 

本著P53より

 

なんだか凄いことを言っています。

 

この辺りからやや仏教の考え方が強まってきてちょっと気が引けますが、客観的で科学的な実践方法だとも同時に言っています。

 

そういうロジカルなやり方で「ライバル意識」が捨てられるのならぜひともやってみたいですね。

 

 

次の記事では具体的な方法とその実践についてお話しようと思います。


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