謎の称号

前回記事からのこのタイトル。

 

 

 

 

「いつまでも学生気分でいず、社会人の自覚を持って仕事をする人間になれるように心がけてください」

 

スーパーの店員として働きはじめる直前、初めて会った店長に笑顔でこんなことを言われました。

 

正体不明の薄ら寒さを感じたことを覚えています。

 

 

店長は「社会人の自覚」と「学生気分」という2点セットがいたくお気に入りだったらしく、僕を叱りつける時には口癖のように使っていました。

 

当時から、この2つの言葉が僕にはえらく儚いものに聞こえていました。

 

社会人という言葉は社会に属することをお高く見積もり過ぎで、学生気分という言葉は夢に向かってひたすら打ち込むような志の高い人まで一緒くたにされているようで薄っぺらく感じたからです。

 

店長に「社会人って何ですか?」と直接聞いたらどう返ってきたでしょうか?

 

店訓を暗記しない人を感情のままに怒鳴るような人だったので、少なくとも、僕が期待しているような土台を持った答えは聞けなかったことでしょう。

 

 

 

今でも社会人という言葉が僕には良く分かりません。

 

大辞林には次のようにあります。

 

しゃ かいじん −くわい− [2] 【社会人】
@
学校や家庭などの保護から自立して,実社会で生活する人。 「卒業して−となる」
A
(スポーツなどで)プロや学生ではなく,企業に籍を置いていること。
B
社会を構成している一人の人間。

 

三省堂 大辞林

 

この定義で言えば働いていようがいまいが人間社会の構成員である全ての人間に当てはまるようですが、僕はAの意味でしか使われている光景を見たことがありません。

 

 

もう一ミリくらい突っ込んで考えてみましょう。

 

社会人の派生として「新社会人」なる言葉があります。グーグル日本語変換で何の不備もなくきれいに変換出来てしまうぐらいには「新社会人」という言葉がまかり通っています。

 

これを調べてみると、新社会人というのはどうも学校を出て働き始めたばかりの人間のことだけを指す言葉のようです。

 

なんてことでしょうか。僕たちは20年前後の人生をかけて学校を出て組織に属して、やっと社会の一員として認められるのです。

 

他の生き方を選んだ人間はなんて呼べばいいんでしょうか?アウトロー?

 

みんな気兼ねなく使っちゃってますが、そういうことを考えることはないのでしょうか?それでいいんでしょうか?

 

どうも社会人という言葉は現状、組織の一員として都合のいい人間にメッキを付ける以上の意味を持たないようです。

 

 

 

計1年間の無職期間を過ごしている僕からして見れば真面目にこの生き方を続けている同年代の人達なんかを見ると、確かにとても立派なことだと思います。

 

何しろ、決められた時間と日数をきっちり拘束され、決められた人間関係やルールの中で働き続けるということは並大抵の精神力では務まりません。

 

 

 

でも、そういう人間が立派に見えるということは、ですよ?

 

逆説的に言えばそんな生き方に馴染めない人間がどうしても出てくるってことです。

 

組織で働くという生き方から2度もドロップアウトしている僕のように。

 

 

 

僕などはまだいい方で、それこそ組織での暗い体験から社会とのつながりを物理的に断ってしまう人もいるぐらいです。

 

 

ドロップアウトの究極系は自殺という形で現れます。

 

年間3万人(で済んでいるんでしょうか)も自殺者がいるような国で社会人とそれ以外という線引をいつまでも続けるのは危険なことに思えてなりません。

 

言葉には力があります。「社会人」を「会社人」という言葉に置き換えるだけでも組織に馴染めない人間の心は軽くなると思うのです。

 

とはいえ、機械が丈夫になったりオートメーション化が進んだりして人の生き方が否が応でも大きく変わろうとしているこの期に及んでもそんな動きが未だに見られません。

 

組織に馴染める人間以外を突き放すこの言葉遊びは、この言葉を使い続ける集団にとってはよほど都合のいいものなのでしょう。

 

マスコミ使うレベルでそんなことしてる場合じゃないと思うんですけどね。

 

 

追記

 

というわけで、社会人という言葉は前時代的なものになりつつあります。

 

これからの時代を生きる者としては、せめて僕がお爺さんになる頃には社会人という言葉を口にする風潮が廃れてくれることを願ってやまないところです。

 

 

このブログを訪れているということは、あなたも社会人という言葉に少なからずひっかかりを覚えている人の一人だと思います。

 

その感性はきっと正しいものです。どうか大切にしていって下さい。

 

 

 

 

 

 

中島拓へのメールフォームはこちら

 

 

 


メルマガ・アフィリエイトランキング
ブログランキング参加中。良かったらクリックよろしくお願いします。

関連ページ

年に120日休みがない会社はブラック扱いでいい
管理人、中島拓の考えについて
転職が不安なら副業をやろう
管理人、中島拓の考えについて
住むところを自由に決められるアフィリエイトビジネス
管理人、中島拓の考えについて
定年まで働くことが想像できない
管理人、中島拓の考えについて
短期目標を目指す際の注意点
管理人、中島拓の考えについて
管理人の夢
管理人、中島拓の考えについて
自分を信じるもう一つの方法
管理人、中島拓の考えについて
思い通りにならないことに悩み続けた結果
管理人、中島拓の考えについて
「勝ち組」って何だ?
管理人、中島拓の考えについて
社会不適合者は就職しづらい辛い世の中
管理人、中島拓の考えについて
習慣を身につけるコツを調べてみた
管理人、中島拓の考えについて
セミリタイアしないと辛い未来が待っている?
管理人、中島拓の考えについて
何故勉強がつまらないのか?座りっぱなしでは勉強にならない!
管理人、中島拓の考えについて
辛いなら、一旦仕事を辞めてみるのも良い
管理人、中島拓の考えについて
田舎で働きたいならアフィリエイト
管理人、中島拓の考えについて
好きなことをして生きていく方法は無いのか?
管理人、中島拓の考えについて
引き寄せの法則は本当に効果があるのか
管理人、中島拓の考えについて
お金があれば幸せなのか?
管理人、中島拓の考えについて
30代を目前にして仕事観を振り返ってみた
管理人、中島拓の考えについて
プレミアムフライデーの最も贅沢な過ごし方
管理人、中島拓の考えについて
チャンスを掴む人の共通点
管理人、中島拓の考えについて
先延ばし癖が直らない理由
管理人、中島拓の考えについて
セルフイメージは嘘?セルフイメージはこんなにも強力!
管理人、中島拓の考えについて
成功するために成功したい理由を並べてみた
管理人、中島拓の考えについて
今の時代貯金は無意味なので自己投資をしよう
管理人、中島拓の考えについて
昇給を目指すよりも副業をやろう
管理人、中島拓の考えについて
人のせいにする限りは一生幸せになれない
管理人、中島拓の考えについて
成功するまでは仕事を辞めないほうがいい
管理人、中島拓の考えについて
30代の自分から見た幸せとは
管理人、中島拓の考えについて
将来が不安なら、自分で稼ぐ術を身に着けよう
管理人、中島拓の考えについて
退職してから転職活動をした感想
管理人、中島拓の考えについて
こんな労働環境で働きたいです。
管理人、中島拓の考えについて
引き寄せの法則の失敗談
管理人、中島拓の考えについて
働きだすと長い休みが取れなくなるのは嫌だ
管理人、中島拓の考えについて
週末が思うように過ごせないのは平日の辛さに原因があった
管理人、中島拓の考えについて
外国には病気休暇というものがあるらしい
管理人、中島拓の考えについて
やりたいことなんて無くて当たり前
管理人、中島拓の考えについて
飲み会に時間を使いたくない
管理人、中島拓の考えについて
習慣づくりに決意なんて邪魔なだけ
管理人、中島拓の考えについて
これまでに僕が試した「怒りを消す方法」
管理人、中島拓の考えについて
落ち込みやすい、怒りっぽい人は自分に取り込む情報を選ぼう
管理人、中島拓の考えについて
時間を犠牲にしてまでお金を稼ぎたくない
管理人、中島拓の考えについて
簡単な時間の作り方
管理人、中島拓の考えについて
ランキングに従うような生き方に疑問を持って良かった
管理人、中島拓の考えについて
僕が派遣社員を選んだ理由
管理人、中島拓の考えについて
一人暮らしは自分を高めるのに役立つ?メリットを解説してみた。
管理人、中島拓の考えについて
心のブレーキを壊すには衝撃的な体験をするのが良い
管理人、中島拓の考えについて
やめられない習慣をやめるための第一歩
管理人、中島拓の考えについて
あなたが成功するのは本当に良い事なのか?
管理人、中島拓の考えについて
自己投資してはいけない理由を必死で考えてみた
管理人、中島拓の考えについて
学校教育の「常識」は自由へのブレーキを育てる
管理人、中島拓の考えについて
考えることは行動することからは最も遠いもの
管理人、中島拓の考えについて
感情をコントロールすれば成功できる確率は飛躍的に上昇する
管理人、中島拓の考えについて
社会人に向いていないなと悟った時
管理人、中島拓の考えについて
プラス思考の力が信じられないなら、信じなくても良いんです!
管理人、中島拓の考えについて
「他人のせいだ」がなくなれば人生は確実に変わっていく
管理人、中島拓の考えについて
1日8時間働くという常識
管理人、中島拓の考えについて
他人に定められた休みでは心が休まらない
管理人、中島拓の考えについて

TOPに戻る お問い合わせ プロフィール おすすめ記事 メルマガ