労働基準法は守られない

3年前の春、業務請負業として大手メーカーの工場で働き始めて半年が過ぎた頃のこと。

 

当時僕は残業続きの日々にヒィヒィ言いながら働いていました。時には帰宅が夜の10時以降になることもあり、やめかけていた副業をわずかな時間を頼りにして再開しようかと検討し始めていました。

 

そんな中、突然商品の大量発注のキャンセルがかかったらしく僕ら生産ラインの従業員には急遽6日間の待機命令が言い渡されました。

 

とにかく働きたくなかった僕は願ったり叶ったりということで諸手を上げて急な休暇を歓迎。のんびりとした一週間を過ごしました。

 

しかし、あとになって知ったことなのですが労働基準法によれば就業日に急に仕事が無くなった場合、6割の賃金を待機命令が下りた日数分払う義務が企業にはあるというのです。

 

遡って2年前の待機日の賃金まで訴求することが出来るようですが、僕は強気に出ることが出来ず、とうとうその時の賃金は退職するまで払われることはありませんでした。

 

大企業の業務を請け負う会社ですらこうなのですから、きっと全国各地では当然のように労働基準法を踏み倒す現場が作られているのでしょう。

 

 

 

この国の労働者の立場は非常に弱いものです。

 

その点は去年の労働組合が組織率が17.3%と非常に低いことからも明らかです。

 

 

その原因は、この国の働く人が労基法に関する知識を身に付けていないか、集団帰属意識を守りすぎるからか、それともただ単に臆病なだけか…原因は様々に渡るでしょう。

 

かつてはもっと多くの労働組合が組織されていたと聞きます。

 

組織に属して働くことに対して希望が持てない人が増えている現状、労働者の立場が強くなるビジョンは僕にはどうしても想像できません。労働者同士で力を合わせて企業に立ち向かうという構図はこれからの時代はあまり望めないでしょう。

 

もしも当時もしっかり副業を続けていたなら、会社に対して強気に出て一人で交渉することも出来たのでしょう。ただ、当時の僕はみっともないことに活動的になることに希望を見いだせずにいました。

 

会社の賃金がいつまでも続くことをあてに出来る世界ならばそれも良かったのでしょう。しかし、その幻想を信じて暮らしていくにも、この世界はあまりにもほころびが多すぎます。

 

もし、あなたが今の会社に少しでも疑問を持っているなら転職にしろ、会社に遺憾の意を示すにしろ、まずは副業をやって別の収入源を得るのがいいでしょう。自分の生活は自分で支えてこそです。

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